今後の教育改革について 2018年8月24日 に が投稿 今後の教育改革について 2020年の教育改革について君たちはあらかじめ知っておかなければなりません。 今行っている、学校や一般の大手FC塾が行っている一方的な授業や個別指導と言って隣に学生講師がついて教える授業では、もう時代遅れになる時が来ようとしています。 2020年の教育改革では、これからの社会で必要な21世紀型の学力を身に付けさせるべく、大学入試を筆頭に大学や高校の教育が改革されます。なぜでしょうか。 それは少子高齢化が極端に進む日本の社会では優秀な人材が必要不可欠となり、また更に情報化の進展が、今まで必要とされた職種、つまり皆さんのお仕事を無くしていくことが大きな要因です。 そこで、 特に、これまでの正解を見つけるトレーニング 学校や大手FC塾が従来行ってきた、そして彼らが得意とする「詰め込み式教育」を止めて、 正解のない問いを探究する「アクティブラーニング」 と名付けられた教育へと転換する準備が着々と進められています。 キーワードはアクティブラーニング。 このアクティブラーニングとはなんでしょうか ①「より多く覚え、より早く解く」 というこれまでの学力は、 「知識・技能」の学力と名付けて、今まで同様、試験で測られる。 ② 世の中に出たら、 答えのない問題に取り組まなければなりません。 個別の案件に対して正解はひとつではないのです。 そこで「正解のない問題を解決する力」 が重要になってきました。 文科省はこの力を2つ目の学力として 「思考力・判断力・表現力」と定義し、 それをより一層重視する試験を用意することにしました。 ③ そして3つ目の学力。 これは「主体性・多様性・協働性」 と名付けられています。 生徒のビジョン・意欲・経験を、学力 として測り評価するということです。 この3つ目の学力は、 各大学が実施する個別試験で測られることになります。 具体的には 面接・プレゼンテーション・志望理由書 の作成といった、AO入試や、推薦入学や、企業の 就職試験にも似た方式とされています。 「既存の教育を続ければグローバル社会で戦えない」と 危機感を持つ産業界と 国際的な潮流に遅れまいと警鐘を鳴らす教育学界。 そして、その流れの中でリーダーシップを 発揮しているのが文部科学省です。 今までの受験産業すなわち大手のFCの学習塾は 詰め込みドリル教育のノウハウを作り、 偏差値という評価手法との合わせ技で 全国に普及させてきた。 教育が商売になってしまっているのが実情。 「自分たちのビジネスモデルが壊されてはたまらない」ということ。 つまり今行っている、教える授業について教えすぎることが問題視されている。と言って過言ではないと思います。 これに対して、当塾では過度に教えすぎない、講師の与えるヒントによりお子様が自発的に問題研究をして、解答する自立学習を主な勉強法にしています。 このアクティブラーニングで一番必要とされることが国語力です。 お子様の思考力、判断力、表現力を養うには小さいうちから本に親しむことが大事です。 読書が嫌いでは話になりません。読書を好きになり、早く長文を読むことに慣れ、語彙力をつける必要があります。 教育改革がいくら進んでも必要な知識、技能は変わりようがないのです。 2000年代初めの「ゆとりの教育改革」は、 知識の暗記ばかりの詰め込みドリル教育を緩和して、 「知識の活用」を図る狙いがありました。 それは学校でのトレーニングを、 より実社会で生かせるようにと考えられた改革案でもありました。 しかしながら 「子どもの学力低下問題」が声高に言われ 「ゆとり教育改革はさらなる学力低下を招く」といった論調が世間で一般化しました。 特に「円周率を3で教わるとバカになる」 という決まり文句が有名です。 そして公立学校不信を招き、私立中高一貫校が保護者に受け入れられ、中学受験市場の拡大へとつながってしまったのが現実です。 中学から私立なんてお金持ちしかいけません そこで「おカネのある家庭しか、いい教育を受けられない!」 という批判にさらされた文科省は、ゆとり教育改革を断念しました。 事実、現在、東大に入る家庭の大半が裕福な家庭で これが格差社会をますます進めています。 私自身は、埼玉県立浦和高校出身ですが、あまりいい高校生とは言えず、早稲田ですが、仲間には東大に行ったのも何十人もいました。 少し面白いお話をしましょう。 浦高でこういう話がありました。 成績がクラスで上位の2人の話です。 「お前いったい何時間家で勉強している?」 「5時間だよ。」 「すごいな。」 これをどう思いますか・ ふつう5時間も勉強しているのか。 すごいなと思うでしょう。 事実はそうではなくて、5時間しか勉強しないで浦高のクラスで上位にいるのがすごいな。 ということです。 いわゆる知識偏重時代の産物です。 とはいえ努力なくしてここまではできません。 やる気がなくては学力はつかないということです。 2020年の教育改革は新しい戦略の「入試制度改革」です。 前回のゆとりの教育は、教育の中身を変えたのに 評価方法(テストや入試)を変えなかったので失敗しました。 今回は、教育の大きな出口ともいえる大学入試を抑えました。 大学入試の変革が、教育を変えます 大学入試そのものを変えてしまえば、 それをゴールとして勉強する人たちはもちろん、 今まで反対していた学校の先生・受験産業もやり方を変えざるをえません。 入試方法を変え、学力が意味する内容まで変えて、 これまでの詰め込み式教育を時代遅れにしてしまう。 文科省はそんな革新的な構造的なアプローチで 既存の教育を直そうとしています。 では、入試や学力の内容はどう変わるのでしょう。 先ほどアクティブラーニングで少し説明しましたが 方向性は示されています。 ①「より多く覚え、より早く解く」 というこれまでの学力は、 「知識・技能」の学力と名付けて、 今まで同様、試験で測られる。 その意味では 「詰め込みドリル教育」がなくなるわけではない。 計算問題の練習や歴史人物の名前の暗記 といった勉強はこれからも続きます。 ②世の中に出たら、 答えのない問題に取り組まなければなりません。 少子高齢化問題や経済政策に始まり、 企業の商品開発やPRの仕方まで、 正解はひとつではない。 知識は重要だが、 むしろ自分なりのアイデアを 作り出さなければなりません。 そこで「正解のない問題を解決する力」 が重要になってきました。 文科省はこの力を2つ目の学力として 「思考力・判断力・表現力」と定義し、 それをより一層重視する試験を用意することにしました。 今までのセンター試験は廃止され、記述式や、 コンピュータを使って受験するシステムである CBT(Computer Based Testing)方式、 科目の枠を超えた総合型の試験が検討されています。 ③そして3つ目の学力。 これは「主体性・多様性・協働性」 と名付けられています。 生徒が「知りたい!」「やりたい!」 と思っていることは何なのか。 研究したいテーマや、 将来、就きたい仕事は何なのか。 将来の目標に対して 今までどんなチャレンジをしてきたのか。 リーダーシップや フォロワーシップを発揮したことがあるか。 自分の資質をどのように 社会に役立てようとしているのか。 つまり生徒のビジョン・意欲・経験を、学力 として測り評価するということです。 この3つ目の学力は、 各大学が実施する個別試験で測られます。 具体的には 面接・プレゼンテーション・志望理由書 の作成といった、AO入試や、推薦入学や、最終的には企業への 就職試験にも似た方式が検討されています。 この大学入試改革のシナリオは、 今まで大手のFC学習塾がやっていた受検勉強を一変させることになります。 それは今後もひとつ目の学力ばかりを トレーニングするならば、 時代遅れになっていく。ということです。 因数分解のスピードを速くする。 英単語を大量に暗記する。 さまざまな解法テクニックをマスターする。 こうしたトレーニングを 通して身につけられる学力は、 2020年以降は合格に必要な学力の 3つのうちの1要素でしかなくなる。 2つ目「思考力・判断力・表現力」 と3つ目「主体性・多様性・協働性」 の学力を育てる教育手法は、 実はすでに存在する。 その筆頭が「アクティブラーニング」 という手法で、 先生は基本的に問いを与えるだけで 生徒が主体的に 調べたり話し合ったりして学んでいく。 先生が黒板の前で板書して 生徒は黙々とノートに写すといった授業ではない。 まして個別指導のように1対2とか1対3.4で隣に講師がいて すぐに解き方や解答を教えることではありません。 主役を先生から生徒に変える、 隣に生きた参考書や辞書が受験本番でいますか? 自分で将来判断を求められる場面に隣に助言する人がいつもいるとは限りません。 むしろこの生きた参考書や辞書は不要だし、この勉強法でやってきたことが間違いだと気づくことでしょう。 その意味で当塾が自立学習を行っている意味がお分かりいただけることでしょう。 さらに「好きなことを見つけて伸ばす」 というニーズに応えることもできます。