②高3の秋から始める国公立大逆転勉強方

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高3の秋から始める国公立大逆転勉強方

1.科目を再検討

3科目だけでいい国公立もあります。
つまり私立と同じ勉強をしながら国公立に行けるのです。
以下に英語・国際系を書いていますが、もちろん他学部でも上位校から下位校まで科目数を減らして受験可能な大学はあります。
3科目まで減らさなくても得意を残して、苦手だけ削ぎ落とすことは可能です。
学力を上げていくことは当然必要ですが、まずは自分の現状と残りの時間数を考えて、志望校を再検討することも重要です。

国公立大学 英語・国際系(2015年度) センター試験の基本形
 セ:英(200)・数ⅠAⅡB(200)・国(200)・歴(100)・公(100)・理(100)
 東京外国語大学 言語文化-英語(前期)
 セ:英(200)・数ⅠA (50)・国(100)・歴(50)・公(50) 2次:英(300)・歴(100)
 東京外国語大学 国際社会(後期)
 セ:英(200)・国(200)・歴(100) 2次:英(200)
 神戸市外国語大学 外国語
 セ:英(100)・数ⅠA (100)・国(100)・歴(100) 2次:英(200)
 横浜市立大学 国際総合科学-国際教養学
 セ:英(300)・国(200)・歴(200) 2次:英(300)小・論(200)
 京都府立大学 文-欧米言語文化
 セ:英(200)・国(200)・歴(100) 2次:英(300)・国(200)・歴(200)
 静岡県立大学 国際関係
 セ:英(200)・国(200)・歴(200) 2次:英(400)

 ※ 選択科目は決定して書いています。

2.センター重視か2次試験重視かで対策を

10月でE判定を覆すためには戦略面でのミスがあっては合格できません。
自分の志望校の配点をよく確認する必要があります。
国公立試験の配点パターンは、センター試験重視型とセンター・2次均等型と2次試験重視型の3つに分かれます。

自分の志望校がセンター重視型であれば、2次試験の内容は一旦無視します。
合格ラインまであと何点上げる必要があるかを計算して、どの科目を上げるのかを考えます。
このとき英語国語は時間がかかるので、大幅に伸びそうでなければ一度他の科目から攻めてください。
短期間で上昇しやすい科目が英語国語以外です。
現在、英語国語の偏差値が低く、まだあまり勉強に手をつけていない場合は、英単語だけでも1ヶ月ほどで暗記してください。

2次試験重視型であれば、センターの配点が低い科目よりも、2次の配点が高い主要科目に時間を割いてください。
ボーダーラインが載っている情報誌ではなく、過去問や大学のHPから合格最低点を割り出し、去年であればセンターで何点とった場合は2次で何点取れば合格できるかを計算します。
自分の取れる可能性のあるセンターの得点から2次での必要点数を計算してください。
そして、2次試験の問題に似た形式を繰り返してください。
2次試験の科目を過去問でその2次で点数さえ取れれば、センター試験本番で点数が悪くE判定が出ても、逆転合格ができます。
このどちらのパターンも思い切って進むことで、センターで逃げ切り型で、2次試験が壊滅的になっても合格できる可能性、2次追い込み型で、センターからの逆転合格できる可能性があります。

3.時間の配分と科目の勉強法を検討

•センター試験までの残りの家庭学習の時間数は700時間
•10月から1月まで(1日6時間×平日5日間+1日12時間×土日2日間)×4週間×3ヶ月+冬10日間×6時間=708時間

 この700時間をどの科目に何時間かけるか戦略を練りましょう。
割り振った後に、現在の自分の点数から一番伸びそうな科目から手をつけます。
(浪人はせずに私立も検討している人は私立の科目を優先すべきです。)
通常の英語の勉強法であれば、英語のみで時間が終わってしまうので、まだあまり勉強していないのであれば単語のみ勉強し、後は予想問題を繰り返すなどの勉強法が良いでしょう。
逆に社会科目は一問一答のみを繰り返して、演習時間はあまりとらない方が良いでしょう。
このように科目によって時期・時間数により勉強法が異なるので、まずは戦略を立てることが重要になってくるのです。